レンジャー前田の写真講座 第10章【夜景・星空・花火の撮り方】

10章夜景や星空、花火の撮り方!
露出を理解すれば、夜景も思い通りに!

 

051215 (5)前章では、カメラの“きほん”『露出!』について、説明しました。
最近のカメラには『夜景モード』『手持ち夜景モード』などが付いていたりして、気軽に夜景が撮れる!と錯覚しがちです。
しかし、それはただISO感度をあげるだけ絞りを開けて少しでもシャッタースピードを早くするものや、フラッシュ禁止にするだけとか、一回のシャッターで数枚撮ってカメラ内で合成することによって画像荒れを分かりにくくする工夫がされているんですね。
当講座では、「ISOもホワイトバランスも露出だって、カメラ任せにしないでイメージ通りに撮ろう!」が目的です!。
それでは!それぞれのシーンでの夜景の撮り方に付いて解説していきます。

 

※.夜景講座の前に、< 第3章 >手ぶれ< 第7章 > ISO感度< 第9章 >露出をおさらいしていただくと、より理解しやすくなります。

まずは、普通に街の夜景など、風景を撮ってみましょう。

まずは、街の夜景など、風景を撮ってみましょう。
必須アイテムとして、三脚は必要です。前章で解説しましたが、光の情報が少なくなると当然、シャッタースピードが遅くなる。三脚
第7章でも説明しましたが、ISOをあげればシャッタースピードは早くなりますが、特に夜景の場合、暗い部分の画像荒れが目立ちます。

しかし!三脚が無い場合でも、普段三脚を持ち歩いていない時でも大丈夫!
三脚の代わりに平らな地面やベンチなどにカメラを置いて動かないようにするとか、
壁や樹などにカメラの側面を押さえつけて撮るだけでも、相当ブレは収まります。

そして、必須アイテムの二つ目、『シャッターレリーズ
カメラのシャッターを押した時のわずかな力でも、カメラがぶれるので、スローシャッターになる夜景撮影には必要です。
しかし、これも無ければ、わざわざ買う必要もありません。
私も普段のスナップなどでは、いちいち持ち歩かないので、そんな時はセルフタイマーを3秒とか、手持ちのカメラで設定するだけ! 
そうすればシャッターぶれをすることなく3秒後に自然にシャッターが切れるのを利用するのも手!です。

設定モードは、絞り優先かマニュアルモードが基本!!
また、夜間の暗い場所ではオートフォーカスが効かないことがありますので、ライブビューでピントを確認するか、AFスイッチをOFFにして、目測で距離を掴みます。
ISOは200から400程度、絞りは、遠景までくっきり写したければ、F8程度で綺麗に撮れます。

 

では!
まず三脚を使わず,橋の欄干にカメラを置いて、レリーズの代わりにセルフタイマーで、比較的シャッタースピードを早めにして撮った作例です。

DSC_0495

<ISO400・シャッタースピード 1.3秒・絞りF4>

カメラを橋の欄干におくだけでも、感度は少し低めで、絞りも少し絞る程度なら、橋の欄干の上でも、手持ちで撮るのとは違い、充分に綺麗な風景が撮れます。
但し、1.3秒ぐらいだと、川面に映るビルの影を見てもわかるように、ほぼ波が止まった状態に映ります。

ここがコツ!!ーーーーー三脚が手元に無い場合で、カメラをどこかに置いたり、柱や壁にカメラの側面を押し付けて撮る場合は,ぶれにくくなりますが、1~2秒程度までにとどめる様にしましょう。

注) 大地の上の石など、全く動かないものだともっと低感度や絞りこんで、もっとシャッタースピードをゆっくりもいいのですが、橋や歩道橋は人や車が通るだけでも微量に動いていますので,画像の輪郭が甘くなり、あまりの長時間露光には向きません。

次に,しっかり三脚でカメラを固定して、少しゆっくりめのシャッタースピードで撮った場合

 

MKS_5316

<ISO200・シャッタースピード 30秒・絞りF14>

シャッタースピードを30秒にすれば、道路を走る車のライトやテールランプは線のように流れて映るし、絞りをF14ぐらいに絞れば,ライトは放射状に映ります。

ここがコツ!!ーーーーーデジタルカメラの利点の一つは,撮った後でモニターで見られること! なんども試して見て、最適なシャッタースピードを自分で掴みましょう。

30秒以上、もっとシャッタースピードをゆっくりして、肉眼では決して見ることの出来ない幻想的な写真を撮ってみる・・・『バルブ(BULB)撮影』

カメラには30秒まで!などシャッタースピード制限があって、もっと河の流れをもわーんとしてみたいとか、車の軌跡をもっと伸ばしたい、夜空の星が動いていく軌跡を撮りたいなど、30秒どころか数分、数時間の長時間露光をしたい時のために『バルブ』という機能があります。
バルブ撮影とはシャッターボタンを押している間だけシャッターが開く撮影のことで、シャッタースピードの設定は「B」や「BULB」などで表示されます。

  1. Mモード(マニュアルモード)・・・バルブの設定にはMモードが不可欠です。
  2. シャッタースピード・・・バルブ(BULB)撮影がおすすめです。または絞り優先。
  3. 三脚を使用する。・・・今度こそ三脚等でしっかり固定が必要になります。
  4. レリーズを使用する・・・シャッターを押したままにする機能のついたレリーズが必要。
  5. ノイズ対策をする・・・デジタルカメラは露光時間が長くなるほどノイズが発生しやすくなるので、カメラについているノイズキャンセル機能をOnにする。また、手ぶれ機能をOFFにすることをおすすめします。

では、長時間露光では、河の流れもどう映るか!? 道路の車のライトはどう流れるか!? 飛行場の飛行機が飛び立つ航跡 光跡は、どう映るのか!? 作例をご覧ください。

SMK_8020

<ISO200・シャッタースピード 80秒・絞りF16>

SMK_8027

<ISO200・シャッタースピード 70秒・絞りF16>

RAN_5309-1

<ISO200・シャッタースピード 40秒・絞りF9>

SMK_8114-7

<ISO200・シャッタースピード 120秒・絞りF11>

このように、河の流れは、シャッターの空いている80秒の間の流れをすべて写し取るから、もわぁ~んと幻想的に見え、車のテールライトは70秒間の間走っているすべてのライトが映し出され、また、飛行場を飛び立つ飛行機のライトと、主翼の横に点滅するライトが,ポツポツと点になって,映し出されます。また、海の波打際など、雲海の様な幻想的な写真が写せます。

このように人の肉眼では見れない世界が映し出されるのが長時間露光の醍醐味でいて、それが特別な写真というわけではなく,この法則を使えば誰でも撮れちゃうということです。

ここがコツ!!ーーーーーバルブ撮影は,シャッターを押している間だけ何分でも露光できますが、明るすぎたり暗すぎたりするので、露光時間を色々変えてみて、そのシーンにぴったりなシャッタースピードを見つけ出すことがポイントです。

次は,夜空の大輪、花火の撮り方! 
バルブ(BULB)撮影で花の様に打ち明け花火を撮る

こちらも、バルブ(BULB)で撮りますので、できるだけ三脚とシャッターを押したままに固定できるレリーズを用意しましょう。

しかし、レリーズがなくても花火はドン!!と打ち上がってから数秒~10数秒ほどですので、そんな時もマニュアルで10秒前後にして打ち上がると同時に3秒ぐらいのセルフタイマーで撮ることもできます。

・設定はマニュアルでバルブ(BULB)(おすすめ!)
・絞りはF8.0~(非常に明るい光源です。明るさに応じて調整してください)
・ISO感度は100~200(花火の花火の瞬光は強い光ですので、低感度で)
・ホワイトバランスは、晴天などが色が綺麗に出ておすすめです。

RAN_5330-2

<ISO100・シャッタースピード 10秒・絞りF14>

シャッターが開いている10秒間、花火が飛び散るまで写って菊の花の様に映るのが、花火のバルブ撮影のポイントです。

 

花火を手持ちで瞬間的に写した作例とも見比べて見ましょう。

110 (90-1)

天神祭、奉納花火の光景です。

常に揺れている船の上からの撮影ですので、三脚はもちろん使えず、シャッタースピードは手持ちに耐え得る1/100秒、ISO感度は1600、絞りはF5.3です。

見ての通り花火の臨場感は映りますが、花火が開いた瞬間だけが写り、上のバルブ(BULB)撮影のように,菊の花びらのような花火の軌跡は映りません。

また感度を高くしている分、光に対して敏感になるので、コントラストが強くなり、花火が炸裂する瞬間的な明るさの照度と、暗い夜空と組み合わせには、花火を感度を上げて撮るというのがおすすめできないコトの一つです。

 

ここがコツ!!ーーーーーバルブ(BULB)撮影時のポイントは、ド~ン!!と上がった瞬間シャッターを押し,開ききった後シャッターを切ります。
また、撮影ポイントを確定する上で風の方向にも注意が必要! 風下にいれば煙で靄ってしまいます。
花火の手持ち撮影での解説にも書きましたが、高感度にすると明るくなりすぎるため、三脚使用時には、ISO100~200程度で、絞りをある程度絞るコトがポイントです。

夜空に満天に輝く星空を撮ってみる!

基本というか、必要アイテムは、今まで説明した夜景や花火の撮影と同じです。
夜景や花火撮影と大きく違うポイントは、星は非常に弱い光で輝いているというコト。

  1. Mモード(マニュアルモード)・・・バルブの設定にはMモードが不可欠です。
  2. シャッタースピード・・・10~20秒 星の軌跡を流す時はバルブ(BULB)撮影が必要です
  3. 絞り・・・光が少ない夜空ではF2.8やF3.5など開放から一絞り程度に持って行きます。
  4. ISO感度・・・ISO1600前後に感度を高めます。
  5. 三脚を使用する。・・・三脚等でしっかり固定が必要になります。
  6. レリーズを使用する・・・レリーズまたはセルフタイマーが必要。
  7. ノイズ対策をする・・・デジタルカメラは露光時間が長くなるほどノイズが発生しやすくなるので、カメラについているノイズキャンセル機能をOnにする。また、手ぶれ機能をOFFにすることをおすすめします。

star-photo

<ISO1600・シャッタースピード 10秒・絞りF3.2>

ここがコツ!!ーーーーーこの写真は,日本の最南端 波照間島でのショットです。
星空撮影では、街のビルやネオンの明かりなど光が一番の大敵!できる限り山の上など市街地から離れた場所で撮るのが星を一つでも多く撮るポイント!
また、月の明かりでさえ星の数は半減します。しかし、わざと街並みや山,木々などのシルエットを一緒に入れ込むのも素敵な写真が出来ます。

また、数10分から数時間のバルブ撮影をすれば、北極星を軸に回る天体などを撮影するコトが出来ます。

スローシャッターを理解すれば、今度はいろいろな撮り方で遊んでみる!

夜間の撮影にはスローシャッターは付き物!

まずは楽しんでそれぞれのシーンでの設定になれるコトが一番です。

では!下の写真でヒントをつかんで,いろいろな撮影にチャレンジしてください。^^

 

RAN_1487

<ISO200・シャッタースピード 30秒・絞りF14>

上の写真は、夜の高速道路 もちろん助手席からですが、ダッシュボードの上にカメラを置いて撮ってみました。

 

MKS_5950

<ISO200・シャッタースピード 20秒・絞りF11>

上の写真は『ズーミング』という技法。ズームレンズで、スローシャッター(この場合は20秒間)の間だけレンズをズームすれば,ズームした分だけ迫力のある写真が撮れます。

この場合は、20秒の間に4段階、5秒ずつ順にズームをしたのでカクカクした写真が撮れました。

 

SMK_7432

<ISO200・シャッタースピード 30秒 X 4回・絞りF8>

『多重露光』

滑走路から離陸する飛行機の航跡、光跡ですが、4機分の軌跡を撮り、カメラ無い合成をしたもの。

 

Matome2

シャッタースピードが遅くてもカメラを三脚などに固定して出来るだけISO感度を低くして綺麗に撮る夜景や花火!

三脚などなくても,平な場所にカメラを置いたり壁や柱にカメラの側面を抑えつけるなどして数秒以内までのシャッタースピードになるように露出調整する夜景スナップ

明かりが非常に少ない星空を,絞り開放付近、ISO感度を出来るだけ上げて撮る星空撮影

いろいろな夜間撮影に挑戦して、長時間露光(スローシャッター)の感覚が身についたら,どんな撮影にも応用出来ます。

次回は、第11章 マクロな世界を切り撮る!
いろんな手法でマクロ写真を撮ろう!

》》》 写真講座のINDEX

 

297撮影依頼などの他にも

学校やサークルなど『レンジャー前田の写真講座』の講義、講習に来て欲しい!などの依頼は喜んで伺いますので、お気軽にお問い合わせください。

 

 

Ranger フォーム


 『レンジャー前田の写真講座の著作権について!』 この講座に掲載しているテキスト、オリジナル写真やオリジナルCGなど全てのコンテンツの著作権は、STUDIO MODEL K’sまたはレンジャー前田に帰属します。 当 写真講座に掲示するコンテンツの全部又は一部を、事前の承諾なしに、転載、コピー、出版等その他著作権等を侵害する行為を自ら、また第三者に行わせることも一切できません。 またリンクについて、当サイトはリンクフリーですが、予告なくページの追加、変更または削除することがありますので、予めご了承ください。

 

レンジャー前田の写真講座 第9章【カメラの露出】

9章この先もっとカメラを理解するには避けて通れない
カメラの“きほん”『露出!』を理解する

 

第6章では、『ホワイトバランス』を自分で変えるようになりました。

第7章では『ISO感度』を自分で制御する! 絞り!?そして、前回の第8章では『露出補正』を活用して、写真の明るさをコントロール出来るようにと説明しました。 実はホワイトバランスを除いて『ISO感度』『露出補正』は大きく『露出』に関係します。

『シャッタースピード』とは!?『レンズの絞り・F値』って!? 今回は最初に説明したかった…でもちょっとややこしい…しかし理解すれば思い通りにカメラを使いこなせる。今回は、そんな『露出』について説明します。

 

私の講座でも初めのうち、この『露出』の説明を最初の方でしていました。

これが頭では理解しても、なかなか頭に叩き込むまでは次に進んでも余計にややこしくなるみたいで、最近は、まずカメラ本体に付いているホワイトバランス、ISO、露出補正などの機能から説明してるんですね。

このWEB版写真講座でも、第9章で、ようやく『露出』について説明します第2章でも説明しましたが、フィルムカメラもデジタルカメラも、レンズから入った光の情報をフィルムで感光するか、レンズから入った光をイメージセンサーで捉えて被写体を写し出します。

『露出』とは、そのレンズから入ってくる『光』の強さが『シャッタースピード』と『レンズの絞り・F値』の二つに関係するものなんです

わかりやすく説明していくために、この講座では、光の情報とレンズとカメラ本体を下記のように置き換えて説明していきます。

  水道とコップ

太陽の光や、照明などの光に照らされた被写体の情報 水道の水圧
光の情報を捉えるカメラ本体の中のイメージセンサー(図の緑の部分) コップ
レンズと絞りを(レンズなどに組み込まれている光の通る道の径を調整する窓) 水道の蛇口とハンドル(水栓またはカラン)

とします。  

 

①シャッタースピードとは!?

水道の水圧として考える!(絞り一定として)

suido2. 水圧(光の強さ)が強いと 水がコップに早く入る = シャッタースピードが早い

水圧(光の強さ)が弱いと コップに入る時間が長くなる = シャッタースピードが遅い

※ つまり光(水圧)が強いほどシャッタースピードが早くなります。(コップがすぐに一杯になる)

 

 

②絞りとは? 

絞りとは 水の出る量(光の入る量)を調整しますsuido2.のコピー

◉ カランを開ける(カメラの絞りを開ける)と 水がコップに早く入る = シャッタースピードが早い 光が入りやすいため短時間に多くの光を取り込める

◉ カランを締めていく(絞りを絞っていく)と コップに入る時間が長くなる = シャッタースピードが遅い 同じ量の光を取り込むために時間が多めにかかる

※ つまり絞り(カラン)を開けるほどシャッタースピードが早くなります。(コップがすぐに一杯になる) この上の二つの画像で、まずシャッタースピードと絞りの大体の理屈はご理解いただけたかと思います。

水圧(光の情報)が多いとシャッタースピードが早くなりますが、蛇口のカランを(絞り)を絞って行くにつれ、シャッタースピードは遅くなっていくので、この『シャッタースピード』と『絞り』には、関連性があるということがわかります。


しかし、いくら露出を理解したからといって、カメラの露出設定をオートのままとか、シーンモードなどのままではカメラを操れません。mode2

ほとんどのカメラに『マニュアル設定(M)表記』『絞り優先(A)や(AW)表記』『シャッタースピード優先(S)や(TW)表記』などのモードがあり、それで、シャッタースピードや絞りを調整できます。スマホのカメラアプリでもシャッタースピードと絞りを操れるアプリも色々出ていますので、ぜひ試してみましょう。

  また、シャッター速度を設定するダイヤルや、絞りを設定するダイヤルがどこにあるのか!? これも、カメラメーカー各社や、コンデジから一眼レフまで場所は様々ですのでの、まずはお手持ちのカメラのマニュアルなどでどこにダイヤルがあるか探してみてください。

これを覚えるて使い慣れると、頭の中で描いたイメージ通りの写真が、きっと撮れるようになりますよ!  

 

では、シャッタースピードを操ると何が変わるか!? 

KUN_61601 KUN_61621

上の二枚の写真は、同じ場所、ほぼ同じ時間帯に意図的にシャッタースピードを変えて撮った写真です

左は、波の流れる1/100秒の瞬間が写っています。

また右は2秒の間シャッターが開いている状態で、その間の波の動きが記録されるので、幻想的な水面イメージで写ります。

上の写真は、同じ明るさのシーンでのシャッタースピードの違いで、どう写るか!? ということですが、その時のシャッタースピードを変える手段は、

①シャッタースピードと関係する絞りを変える

シャッタースピードを早くする時は絞りを開けたり、遅くする時は絞ったりする。

②ISO感度を変える。

早くする時は800や1600など高い数値の高感度に、遅くする時は100や200にする。

③レンズにNDフィルター(サングラスのような色の濃いフィルター)を付ける。

NDフィルターを付けると、外光や照明が暗くなったのと同じで光の情報が少なくなるので、シャッタースピードは遅くなる。

 

taki

 

よく川や滝で撮られているような錦糸を流したような撮り方も、このシャッタースピードの違いを利用して撮ります。

コップに注ぐ時間(シャッタースピード)が早いと流れの飛沫までもが瞬間に写り、コップに注ぐ時間(シャッタースピード)が遅いほど、錦糸が流れたように写ります。  

 

次に外の明るさが違う時間帯で撮った写真で、シャッタースピードの違いを見てみましょう。

suido1-3 suido1-4

 

夕刻と夜間、同じ飛行場から撮った写真です。

◉ 左の夕刻はまだ光がある時間帯、少しシャッタースピードを早めに撮って飛行機が止まったように写しました。

◉ 右の写真は夜間、飛行機が離陸してからファインダーの外まで飛んでいく間、シャッターを開けているので飛んでいる間の飛行機の明かりが軌跡となって写っています。

このように、シャッタースピードを操れるようになると、「こう撮ってみよう!」「こんなイメージにしたい!」というように、頭の中で描いたイメージ通りに撮れるようになりますよ!  

 

では!絞り(F値)を操ると何が変わるか!?

絞りとはレンズの中に組み込まれている、F1.4、F2、F2.8、F4、F5.6、F8、F11、F16のように表される、光の通る道を広げたり小さくしたりして、光の情報量を調整する仕組みのものです。

suido9-1 絞り値を大きく(F8やF11など)すると、絞りが絞られてレンズを通る光が少なくなり、絞り値を小さく(F1.4やF2.8など)すると、絞りが開かれてレンズを通る光が多くなります。

たとえば、絞り値をF2.8からF4に変えると、レンズを通る光の量は半分に減り、イメージセンサーに届く光の情報も半分の明るさになります。

 

では、絞りをそれぞれ変えたて撮った作例写真を三点紹介します。

hishakai3

赤い矢印の場所のように、水道のカランを開放したような絞り開放近くの写真です。 その分、シャッタースピードが早くなりますので、この写真のように手前の梅の枝付近だけにピントが当たります。  

hishakai2

2枚目の写真は、赤い矢印の場所、絞りの開け方が真ん中あたり(F5.6程度)です。 光の情報が通る穴が狭くなった分、少しシャッタースピードが遅くなりますので、その分だけ手前の梅の枝より後ろにもややピントが合ってきました。  

hishakai

3枚目の写真は、赤い矢印の場所、絞りを一段と絞って撮っています。 そうすると光の情報は、この小さい穴から通るので、水道のカランを締めて、コップの水が入る時間が遅くなっていくのと同じで、シャッタースピードが遅くなり、背景のシルエットまでわかるようになりました。

例えば!

◉目を閉じた状態から、一瞬目を開けて目の前の花瓶の花などを見たら、花だけが映像として脳に記録されます。

◉目を閉じた状態から、3秒ほど目の前の花瓶の花などを見ると、花以外の少し他の情報もぼんやり目に入ってきます。

◉目を閉じた状態から、10秒ほど目の前の花瓶の花などを見ると、背景や周りの情報も目に入ってきます。

※ この3枚の写真のようにピントの合っている奥行きのことを『被写界深度』といいます。 現実にはピントが合うのは一点ですが、ややあっている距離が狭いほど『被写界深度が浅い』、またピントがややあっている距離が広いほど『被写界深度が深い』といいます。  

 

それでは!密接な関係のシャッタースピードと絞りの関係をおさらいです

 

tekisei

光の情報を捉えるカメラ本体の中のイメージセンサー=コップでしたので、コップの水が足りない場合は、黒く潰れた所のある暗い写真『露出アンダー』で、水があふれてしまっているのが白く飛んでしまっている写真『露出オーバー』の状態をあらわしたものです。

シャッタースピードと絞りの関係が、どちらもコップちょうどに入っている『適正露出』とした場合! 下の図のように表の上の段、絞りの数値と、表の下の段、シャッタースピードの数値関係は比例します。

  suido12  

上の図解では、蛇口のカランを開け切った状態(F1.4)の時、コップに早く水が入り、締めて行くに従ってコップを満たす時間が少なくなる・・・シャッタースピードと絞りの関係 しかし、この比例する数値は絞りがF1.4の時シャッタースピードは1/4000とか決まっているわけではなく、光の量によって変わります。

 

 

suido12-4

 

例えば、暗い場合(光の量が少ない)とF1.4の時シャッタースピードは1/15のように変わるし    明るい外光や、明るい室内の場合(光の量が多い)とF1.4の時シャッタースピードは1/4000のように早くなります。

 

suido125

 

では!外光が暗い、また室内が暗いのに、絞りを絞りつつもシャッタースピードを上げたいとか、外光が明るい、また室内が明るいけど、絞り開放付近にして、背景をぼかしたい時はどうするかというと、第7章で説明した『ISO感度』があります。 感度  

それを水道とコップに表すと、こうなります。

そして『露出補正』は、ISOが一定で、モードが『絞り優先』の時に、シャッタースピードを変えたり、『シャッタースピード優先』の時に絞り値(F値)を変えてくれます。

今回説明しました『露出』の関係を理解すれば、あらゆるシーンに出くわした時、あなたが、「こう撮ってやろう」「こんな感じに撮りたい」とカメラに指示したとおりに映し出してくれますよ! ぜひ、シャッタースピードを上げて噴水の水の瞬間を止めて撮りたいとか、清流の流れを錦糸が流れているように撮ってやろうなど、試してください。

 

SMK_0926 SMK_2961

 

Matome2これで、『露出』には『シャッタースピード』『絞り』『露出補正』『ISO感度』が絡み合って関係しているのが、おおよそ理解してもらったかと思います。 なかなか頭の中で理解しても、実際「シャッタースピードを上げて瞬間を撮ってやる!」とか、「絞りを開けて背景のぼけた写真を撮ってやる!」と思っても初めのうちは頭がこんがらがるのも無理はありません。(実際私も初めのうちは「どうやったっけ!?」と考えたり、当社のスタッフも初めのうちは迷っています) これも、反復していくうちに、きっとあなたも、思い通りの写真が撮れるようになりますよ!

次回は、第10章

夜景や星空、花火の撮り方!
露出を理解すれば、夜景も思い通りに!

 

》》》 写真講座のINDEX

297撮影依頼などの他にも

学校やサークルなど『レンジャー前田の写真講座』の講義、講習に来て欲しい!などの依頼は喜んで伺いますので、お気軽にお問い合わせください。

 

 

Ranger フォーム


『レンジャー前田の写真講座の著作権について!』 この講座に掲載しているテキスト、オリジナル写真やオリジナルCGなど全てのコンテンツの著作権は、STUDIO MODEL K’sまたはレンジャー前田に帰属します。 当 写真講座に掲示するコンテンツの全部又は一部を、事前の承諾なしに、転載、コピー、出版等その他著作権等を侵害する行為を自ら、また第三者に行わせることも一切できません。 またリンクについて、当サイトはリンクフリーですが、予告なくページの追加、変更または削除することがありますので、予めご了承ください。  

レンジャー前田の写真講座 第7章【ISO感度】

7章カメラの感度オートのまま?? 
それもったいないやろ~…ISO感度

 

最低覚えておきたいカメラの設定として、前回のホワイトバランスに続いて、今回は『ISO』を解説していきます。 Shoot313一覧レフカメラやミラーレス一眼カメラ、またコンパクトデジタルカメラにも付いているISOですが、なぜかよく理解していないで「ISOオート」で撮っている人が多い…。 せっかく綺麗な写真を撮ろうとしてるのに、ISO設定がオートのままじゃ、暗い場所で写した写真などザラザラになったり、背景をぼかしたいと思っても上手くボケてくれない。

 

ISO感度とは

簡単に言えば、『光への敏感さ』です。

filmそもそもカメラのISO感度と言うのは、ISO(国際標準化機構)で定められたされたフィルムカメラのフィルムの規格であって、フィルムの箱などに書かれた400とか800とかの数字の部分です。

それはフィルムがどの程度弱い光まで記録できるかを示す基準になるもので、数字が大きいほどシャッタースピードが早くなって暗い場所でも撮れるよ!って規格なんです。

じゃ、800とか1600とかの高感度のフィルムの方がいい!という事では無く、高感度ほどフィルムの粒子がより粗くなるため、画質を求める場合や明るい場所で撮る場合100や200といった低感度のフィルムが適しています。

ここで説明するデジタルカメラの場合は!

イメージセンサー(撮像素子)の感度をISO100「相当」など感度を電気的な処理で自由に変える為の目安として、もともとフィルム感度相当!を指標にしているんですね! フィルムと同じように、高感度にするほど暗い場所でも速いシャッター速度で撮影できるが、同様に撮った画像のノイズが多くなりザラついた写真になります。

 

DSC_04953

 

デジタルカメラの場合は撮像素子の関係で100や50など低感度過ぎても発色やコントラストが強くなりすぎたりするので、日中の常用感度200前後にし、そこから暗いとか被写体の動きの早い時に感度を上げて行くのが一般です。  

◉ わかりやすく説明すると! 

suido5カメラは、光をレンズに通してイメージセンサーに記録するので、『光を水道の水』『レンズを水道の蛇口』『光の情報をコップ』と例えた場合! コップいっぱいに水が入るのが『適正露出』とすると、大きな『コップ』より、小さな『コップ』の方が早く水が入ります。

すなわち『シャッタースピード』です。 すると、同じ光の条件で同じ露出の場合、ISO感度を上げたのは小さな『コップ』ということになり、早く『コップ』いっぱいになった高感度の光の情報である『コップ』は、情報自体が少ないので、画像にノイズが入ると考えてみてください。

◉ 高ISO感度のメリット

①シャッタースピードが速くなる(この章では“絞り”との関係は触れません)ことで、適正露出が得やすくなり暗い場所でも適切な明るさの写真を撮れること

②シャッタースピードが速くなる(この章では“絞り”との関係は触れません)ことで「手ブレ」と「被写体ブレ」を防止できる。 第3章の手ぶれ!?ピンボケ!? ぼやけた写真…実は他に原因が!!の時に解説しましたが 「被写体ブレ」被写体の動きが速すぎるため、設定したシャッタースピードでは、その動きを止めきれなかった時に、その動いた軌跡までもが写ってしまう事ですが、 ISO感度を上げる(数値を800や1600、またそれ以上)ことによって、シャッターが開いている瞬間、撮像素子へ光が当たる時間を短くする(シャッタースピードを速くする)ことで対処できます。

◉ 高ISO感度のデメリット

冒頭にも書きましたが、暗い場所で写した写真などザラザラになるなど写真の写りが悪くなることです。

高感度は、フィルムもそうですが、デジタルカメラの構造上でも画像の荒れは避けられないものです。  

 

Matome2第5章でホワイトバランスを自分で合わせてみる! 今回第6章でISOを自分で設定してみる解説をしました。写真を撮る時、カメラ任せにするか、自分のイメージに近づけるかのポイントですね! 最近のカメラは高感度の性能もどんどん上がって来て、またカメラによっても感度の性能が違いますのて、どのぐらいが高感度!? どれぐらいに抑えておけばいいの!?とは中々数値では言えませんが、ISO感度を上げることの弊害がお解りいただけたかと思います。 また、最近では高感度ノイズを除去する(ノイズリダクション)がありますが、画像のエッジが甘くなって少しぼやけた感じにもなります。 ということで、ISO感度オートは、周りの明るさやモードに応じてカメラが自動的に決めてくれますが!!!…背景をぼかしたい時、ノイズの無い綺麗な写真を撮りたい時などから、ISO感度を手動で、まずは小さいほうから撮影していき、ブレない程度の感度まで感度を上げていく癖をつけて慣れて行くのが綺麗な写真を撮るコツです。

次回は、第8章

 あれ!? 撮ったら見た目より暗く写ってしまう…露出補正

》》》 写真講座のINDEX

297

撮影依頼などの他にも

学校やサークルなど『レンジャー前田の写真講座』の講義、講習に来て欲しい!などの依頼は喜んで伺いますので、お気軽にお問い合わせください。

 

Ranger フォーム


『レンジャー前田の写真講座の著作権について!』 この講座に掲載しているテキスト、オリジナル写真やオリジナルCGなど全てのコンテンツの著作権は、STUDIO MODEL K’sまたはレンジャー前田に帰属します。 当 写真講座に掲示するコンテンツの全部又は一部を、事前の承諾なしに、転載、コピー、出版等その他著作権等を侵害する行為を自ら、また第三者に行わせることも一切できません。 またリンクについて、当サイトはリンクフリーですが、予告なくページの追加、変更または削除することがありますので、予めご了承ください。

ページリンク

レンジャー前田の写真講座 第3章【手ぶれ】

3章手ぶれ!?ピンボケ!? 
ぼやけた写真…実は他に原因が!!

 

様々な場所で写真講座を開催させていただいてますが、講義の最後にいつも質疑応答の時間を設けるのですね! brecme

そして、毎回なぜか多い質問に「撮ったら、すぐ手ぶれしてしまうんですが、手ぶれしない撮り方は?」「いつもピンボケ写真ばかりで…どこが悪いんでしょう!?」など質問を受けます。

最近のデジタルカメラには【手ぶれ補正機能】ってのがカメラやレンズに備わっている機種もどんどん出てきていますが、万能というわけではないのです

せっかく撮った写真の「一番撮りたかった主役がぼけてしまっている…」ほど悔しいものはないですよね! 手ぶれ補正が付いている、付いていないに関わらす、ぼやけた写真には手ぶれ以外にも様々な原因が隠されています。

なぜ手ぶれやボケた写真が写ってしまうのか!?今回のWEB講座で、原因がわかれば、きっと解決しることでしょう!

 

手ぶれ

まずは、よく言われる手ぶれというやつですが、特徴は全体的にぼやけてしまって、よく見ると一方向にブレている写真のことです。 

tebure   ※上の写真を見比べて見ましょう。右の写真は手前の女性も背景もブレている

《 原因 》
〇構え方、持ち方が悪い

左手でしっかりカメラを支える!がポイント。 shoot

私、レンジャー前田は元陸自レンジャー隊員なのですが、もちろん小銃射撃は得意分野でした。

一眼レフカメラを初めて構えた瞬間、周りから「レンジャーさん、それ銃を打つ構えやん!」と言われたことも^^

小銃というのもカメラと同じで少しでも構えがブレると、絶対に的に当たらない…それはカメラも同じです。レンジャー前田流構えは、どことなく射撃スタイルでしょう!? 

コツは右の写真のようにしっかり左腕でカメラを支え、その左腕は脇を締めるというより、左肘を左の胸にもたせかける。shoot

そのことによって左腕はしっかりつっかえになってブレないのです。またカメラが身体の重心に近いので、安定して見えると思います。

また、近くに壁や椅子、また屋外では樹などがあれば身体をもたせかけるのも、ブレにくいポイントです。

〇シャッターを押す時に力が入る

実は、これが結構多くて、シャッターを押したときにカメラを持つ手はその押すのに力を入れるため、どうしても手が動いてしまいます。

シャッターを押す指を大きく動かさない。

私が自衛官の時、小銃射撃でも、トリガーを力強く押すと銃までもが小刻みに動いて『がくびき』と言って、的から大きく外れたりします。

左手はしっかりカメラを保持して、右手に力をあまり加えず軽くシャッターに指を載せる感じで力を抜いてそっと押す!がポイントです。

【手ブレ補正付き】のカメラは、この手ブレに対してだけ、しかも高速なシャッターに対してだけ有効なのです。  

 

ピントずれ (ピンボケ)

 

文字通りピントがボケてる写真です。

特徴は、ピントの位置がずれて撮りたかった写真の主役以外のどこかにピントが合い、ピントを合わせたかった物が、手ぶれのようにブレているわけではなく、もわっとした感じで写る

 

pinboke

 

上の写真を見比べて見ましょう。右の写真は手前の女性にピントが会わずにボケている

《 原因 》

〇AF(オートフォーカス)スイッチがオフになっている!・・・カメラのフォーカス設定チェック

〇カメラモードぶれ・・・風景モードのまま近距離の撮影をしてもピントが合わないし、マクロモードのまま少し遠い位置を撮ろうとしてもピントが合わないので、設定を戻す。

〇ピント位置の表示がずれていた・・・慌てず、ゆっくりピントが合ったのを確認して写す!

AF(オートフォーカス)の効きにくい被写体・・・単色で色調や明瞭度が薄い時、空や夜などピントが合いづらいものを撮った時、カメラ側でうまくピントを合わせられなかい時もあります。

また、被写体より背景にピントが合っちゃうこともある。

レンズの画角でも、広角側より望遠側で撮ったときの方が起こりやすいです。

 

被写体ぶれ

 

特徴は、シャッタースピードが遅いため動いている者だけが一方向にずれて写る

Bure

※上の写真を見比べて見ましょう。右の写真は手前の女性が動いている方向にブレている

《 原因 》

〇シャッタースピードが遅い・・・外光が暗い場合や、絞りを絞った場合にシャッタースピードが遅くなるのですが、ISO感度を上げてみたり、ストロボ (フラッシュ)を焚く、また、モード切り変えの出来る機種ではシャッタースピード優先にしたり、絞りを開放側に持っていくと、同じシーンでもシャッタースピードは速くなります。

シャッタースピードの速い遅いのおおよその感覚はシャッターを押した時短く小気味よく「カシャ」なるのがおおよその適性速度で、シャッタースピードが遅いとゆっくり「カッ…シャン」と鳴るので、そのシャッターの開く時間だけ被写体が動いている間が写ってしまうという訳です。

また、シャッタースピードをわざと遅くし、被写体ブレを利用して面白い写真が撮れたりもしますので、ぜひ試してみてください。

SMK_5682 三脚使用で、シャッタースピードをゆっくりにすると走っている車は流れます。
MKS_5950 三脚使用で、シャッターの開いている間にズームを動かします 【ズーミング
RAN_1487 車のダッシュボードの上に固定してスローシャッターで撮った写真。
RAN_5309 三脚使用で空港の飛行機の離陸をスローシャッターで!

 

 

長時間露光】 というように、被写体ブレはコツをつかんで味方に付けると、面白い写真も撮れたりします。

 

Matome2ピンボケは、落ち着いてピントが合っているか確認する。

またシャッタースピードを上げる溜ISO感度を高感度すると、手ぶれ・被写体ブレ両方に効果がありますが、 欠点は感度を上げると絶対に画質が劣化するので、上げすぎない事が大事です。

またその都度低い感度に戻しておく事、マクロモードや遠景モードなどに設定した場合も、元に戻しておく事をお忘れなく!

手ぶれ補正はある程度のシャッタースピードであれば感度を低いままで撮れば画質を劣化させずに暗い場所での撮影が可能になること。しかし欠点は手ぶれにしか効果がありません。

次回は、第4章  《 写真の構図!アングルを少し変えるだけで【写真】が【作品】に! 》

》》》 写真講座のINDEX

 

297

撮影依頼などの他にも 学校やサークルなど『レンジャー前田の写真講座』の講義、講習に来て欲しい!などの依頼は喜んで伺いますので、お気軽にお問い合わせください。  

 

 

Ranger フォーム


『レンジャー前田の写真講座の著作権について!』 この講座に掲載しているテキスト、オリジナル写真やオリジナルCGなど全てのコンテンツの著作権は、STUDIO MODEL K’sまたはレンジャー前田に帰属します。 当 写真講座に掲示するコンテンツの全部又は一部を、事前の承諾なしに、転載、コピー、出版等その他著作権等を侵害する行為を自ら、また第三者に行わせることも一切できません。 またリンクについて、当サイトはリンクフリーですが、予告なくページの追加、変更または削除することがありますので、予めご了承ください。