四季折々の美しさの “大阪城” フォトムービー

今回は、僕が小さい頃からの遊び場でもある、近くの大阪城の、
四季の写真を集めたフォトムービーを創ったので、
よければ観てって下さい!

“Osaka castle” The scenes of all Seasons 

Japan’s four seasons are beautiful.
And the, Osaka Castle is beautiful majestic
Beauty photo movie of the Osaka Castle in the four seasons

Photo: Photographer – Ranger Maeda

 

 

 

また、レンジャー前田の一番大好きな山登り

そんなYouTubeチャンネルも観てください

 

2017 成人式スナップ <帯写真ギャラリー>

S__7708674Studio Model K’sでは毎年成人式当日,美容室グループ『カナ美容室チェーン』とタイアップして撮影しています。

それぞれのキラキラな新成人たちを、

Studio Model K’s自慢の、撮影位置に立ってからわずか数秒で引き出す本来の笑顔! そして個人個人の持ち味を生かした洗練したポージングをつけた写真たちを

お見せしたいところですが、顔写真を勝手に載せることは残念ながら出来ませんので、

美容師たちが着付けした着物の記録用として、成人式ショットとは別に着付けや帯の写真を撮っていますので、ここではその帯写真ばかりを集めたギャラリーとして展示します。

Ranger フォーム

レンジャー前田の写真講座 第13章【 ローアングル】

13章実は“ローアングル”がポイント
奥行き感や臨場感が生まれる!

 

第4章では写真の構図を説明しましたが、構図をとっても今ひとつ写真に起き行き感が足りない・・・そんな事ありませんか!? また、小さな子供や犬や猫など、人のアイレベル(人が立った状態の目の高さ)が実は大切なポイントなのです。
ranger's0917 (78)景色を撮る時、少し低姿勢で撮るだけで遠近感が増したり、子供やペットなどの目の高さに合わせてあげるだけで、ガラッと写真のイメージが変わります。

今回は、“ローアングル”を極める!! をテーマに説明していきます。

この章では、以下の事について、写真を参考に説明していきます。

  • 風景を、ローアングルで撮ってみる!
  • 子供達を撮ると歴然!アイレベルの大切さがわかります
  • や猫などペット達も同じです。目の高さで撮ってみる
  • 草花などをローアングルで撮ると、背景もキレイに写り、遠近感が増す
  • 雨あがり、ローアングルで撮ると、思わね映り込みが撮れる

 

まずは風景を、ローアングルで撮ってみる!

「あっ!キレイ」と思った瞬間、あらゆるシーンを撮ると思うのですが、そこで一呼吸、構図を考えるのはもちろんの事、立った状態からしゃがんで見て撮るとどうなるか!? 作例を見比べながら解説します。

_DSC0834 _DSC0829
まずは、アイレベル(立った視点)での撮影 次にローアングルでの撮影
 トンネル構図で遠近感はでますが、臨場感に欠けた絵になります  手前の木の葉の溜まる路面や、色付き出した木々の葉が縦に重なり合い、さらに遠近感とともに臨場感が生まれます
名称未設定 2 名称未設定 1
 まずは、アイレベル(立った視点)での撮影  次にローアングルでの撮影
少しゴチャゴチャした景色ですが、立ったままの視点で撮ると、面白みのない写真になります。 その位置でしゃがみこんで撮った場合、手前の小川がダイナミックなイメージになり、遠近感が増します。

このように、ローアングルで撮るという事は、より手前までフレームに入るので、遠近感を出す三大要素『遠』『中』『近』が一つのフレームに収まり、同じ焦点距離のレンズであっても、近くのものは誇張され、遠くのものはより遠くに見える効果があります。

 

 

 子供たちを撮ると歴然! アイレベルの大切さがわかります

 

私は学校や保育園などの入園案内、入学案内の撮影からデザインまでもよく手がけます。

KUN_3855その時、一番気をつけるのは、子供達の目の高さになって話しかけ、目の高さでカメラを撮ってあげる事。その違いは歴然!! 子供たちを大人視点から見下げて撮ると、子供は大人を見る表情に・・・

でも子供の目の高さ(ローアングル)だと、本当に子供らしい笑顔に一変するんですね。その例をご紹介します。

 

DSC_3704 DSC_3892 のコピー
大人の目の高さから子供を見下げて撮れば! 子供達より、さらに低いぐらいのアングル
見て歴然。撮影中なついて近くになってきてくれるのですが、カメラを見る子供達は、大人を見る表情です。 ローアングルで子供たちより低いぐらいで撮れば、安心するのでしょうか、親近感が枠のでしょうか!? すごくいい表情で笑ってくれます
SMK_1023 SMK_1055
大人の目の高さから子供を見下げて撮れば!  子供達より、さらに低いぐらいのアングル
 こちらも、左上の写真と同じです。これでは、本当の子供らしさの笑顔は撮れませんね  教室にしゃがみこんで撮影しています。この後、手につけられないぐらいになついてくれて^^; でも、子供らしい笑顔が撮れました

 

 

 犬や猫などペット達も同じです。目の高さで撮ってみる

相手と同じ目の高さで撮る! これは小さな生き物達だって同じです。

目の高さで撮ると、思わぬいい表情と共に、立ったままだと、背景が地面になるのとは違い、背景が遠くになり遠近感、臨場感が増します。

ranger's0917 (78) KUN_7964-2

ペットのワンコを撮る時も、対話をするように目の高さまでしゃがんであげる事。

カメラの向きも水平になるので、背景も柔らかく映り込む効果があります。

野良ネコのスナップです。

可愛いネコを見つけても、立ったままだと逃げちゃいます。ゆっくりネコの目の高さまで座り込んでやれば、安心してポーズを作ってくれるかも ^^

051010 (33) DSC_0971

池の遠くを見つめ、思いをはせるカモ!と、シーンまで浮かんできそうな写真も、ローアングルだからこそ!

カメラが地面と水平になるので、遠くの背景まで写せ、臨場感が増します。

スズメ達のスナップ

この場合は、ローアングルというより、もう地面にカメラを置いて撮る!

そんなスタイルで撮ると、生き生きした小動物が写せます。

 

 草花などをローアングルで撮ると、背景もキレイに写り、遠近感が増す

草花などを見つけても、立ったまま撮ると花の背景は草と地面の土しか写りませんが、草花の高さまでしゃがみ、または寝転んで撮る事で、遠くの背景まで映り込み、背景の鮮やかさや(第5章参照) 光の玉ボケ(第12章参照) までが撮れたりします。

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花壇の花を地面の根元近くから撮った写真 チューリップも、かなりローアングルで!
マーガレットの奥の花までが、赤く、白くボケて背景が鮮やかになります。 手前の花の前ボケや、奥の花のボケ、そして遠くの濃い緑の植え込みを背景に入れる事でチューリップの輪郭がはっきりします。
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たんぽぽの綿毛と同じ高さにしゃがみこんで キノコを地面すれすれのローアングルから!
綿毛の飛ぶ瞬間を撮った一枚。背景の木々の木漏れ日が丸ボケになり背景が脇役になってくれます。 大地に堂々と生えるダイナミックなイメージが生まれ、背景の木の葉の隙間が丸ボケになり、背景がいきてきます。

散歩などしていて、見つけた草花を見た瞬間も、やはりその見た状態のまま撮ってしまうものです。

しかしいざ写真に撮ると、どうも見たイメージと違う・・・それは、人の目で見た時には周りの景色、光など臨場感があるからです。

その臨場感をどうカメラの構図に入れて、より美しく撮ってやるか!花も、生き物達とおなしように、花の高さまでしゃがみこんで花と対話するように撮る! それがローアングルショットの楽しさでもあります。

 

雨あがり、ローアングルで撮ると、思わね映り込みが撮れる

雨の日、ローアングルで見る世界、思わぬキレイな映り込みが見えてきます。

また、枯れ葉舞い散る秋のシーズン、ローアングルで見る世界は枯れ葉がさらにダイナミックで鮮やかに見えてきます。

時には、犬の視点、ネコの視点で世界を見てみると、思わぬ良いショットという収穫が生まれます。

KUNI0961-1 Run
 雨が収まった水たまりは、鏡のように風景を映り込みます。

少し視点を低くして見るだけで、より遠くの風景が写り込んできます

紅葉の落ち葉の溜まる水たまりの写真。

やはりローアングルで見ると、思わぬ風景が映り込み写真に深みが出てきます

 

DSC07227 DSC07250

雨上がり、親子が手を繋いで歩く姿が水たまりに写り込んでいるシーン。

これも、屈み込むからこそ写る景色です。

雨上がりの公園のプロムナードのスナップ

姿勢を低くすると水たまりにベンチが映り込んでくる。

 

 

Matome2

被写体に対して、全てがローアングル有利!ということではありません。

しかし、今回の作例を見てもローアングルの効果は歴然としていますよね ^^

是非!被写体を見つけたら一度かがんで見たり、小さな子供、子犬やネコ また、小さな生き物たちの目の高さで撮ってみてください。

思わぬ良い表情や、思わぬ素敵な背景が、きっと写真の中に飛び込んでくると思います。

 

次回は、第14章

執筆中です おたのしみに!

》》》 写真講座のINDEX

 

297

 

撮影依頼などの他にも

学校やサークルなど『レンジャー前田の写真講座』の講義、講習に来て欲しい!などの依頼は喜んで伺いますので、お気軽にお問い合わせください。

 

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レンジャー前田の写真講座 第12章【 玉ボケ】

12章

理屈を理解すれば超簡単!!
キラキラの玉ボケ(丸ボケ)を撮ってみる!

 

DSC04699玉ボケ(丸ボケ)とは

写真の背景に柔らかくキラキラした丸い光が、まるでシャボン玉のように浮かんで幻想的なイメージの写真ってありますよね!

木漏れ日や水面のきらめき、イルミネーションなどのいくつもの点光源があるとき、レンズの中の絞りの形にボケて玉状になることを「玉ぼけ(丸ボケ)」といいます。

背景に玉ボケがあると、写真が柔らかいイメージになり、写真に空気感や光のイメージが加算されます。

実は、そんな玉ボケ(丸ボケ)…ボケと名のつくように、要はピンボケ! 理屈さえ覚えれば、簡単に写せるんですね!
レンジャー前田の写真講座 第12章では、そんな玉ボケ(丸ボケ)の撮り方について解説します

玉ボケ(丸ボケ)を作り出すことは、意外と簡単!!・・・ですが、幾つかの条件が必要です。

1. キラキラきらめきゾーンを探し背景に! 【コレが必須】

背景には、点光源のあるシーンを選びましょう。

細かくていくつも点光源があることが、大前提です。

DSC_0521 KUN_71961 SMK_6049
逆光からの木の葉からの木漏れ日 海や川など水面に太陽の反射のきらめきがある場所 沢山の木の葉が太陽の反射でキラキラしているシーン
DSC0359 DSC02022-1 SMK_6661
葉についた水滴に光が反射したシーン イルミネーションの電球など細かくていくつも点光源 夕陽や朝陽の反射

まずは、被写体の背景に水面のきらめき、や葉についた水滴に光が反射したシーン、イルミネーションの電球など細かくていくつも点光源があることが、大前提です。

 

2. 大きなイメージセンサー・明るいレンズが有利!

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実は、センサーが大きいほど柔らかいボケが創れる!

デジタル一眼のように、まずは撮像素子(イメージセンサー)が大きくてレンズが明るい(解放F値が小さい)ほど有利で、大きく玉ボケを創れる

マニュアルでピント位置を合わせられるタイプ、コンデジでもマクロモードなどが、より手前にピントが合い、背景がボケやすいのでオススメです。

 

3. 広角より中望遠の方が大きな玉ボケが出来る!
KUN_7057 KUN_7057 のコピー
広角レンズの画角 望遠レンズの画角

レンズの焦点距離が、広角より望遠ほど背景が大きくボカせられます。

広角レンズに比べて,望遠寄りのレンズの方が,被写界深度が浅くなるため、玉ボケになる背景の条件が揃えば、大きな玉ボケになります。

また、普通のレンズより近くにピントが合いやすいマクロレンズの方が大きく玉ボケを創れます。

しかし、あまり望遠だと画角が狭くなりすぎ、背景となる部分の範囲が狭くなるのでより多くの玉ボケを背景に映し出すことには適さず、中望遠と呼ばれる標準レンズ 50mm(35mm判)から 100mm(35mm判)程度が綺麗に背景に入り込みます。

 

4. 出来る限り絞りを開けて撮る!

suido9-1左図の左側のように、レンズの絞りを開ける(F2.8など最小絞り)に近づけるほど大きな玉ボケ(丸ボケ)が出来ます。

しかし!! ただ開けるといいというものではなく

慣れていくにつれ、絞りで玉ボケの大きさを調整してその場のイメージを創ることもできます。

コツはレンズやカメラ本体のスイッチをマニュアルフォーカスにして点光源にレンズを向け、手動でレンズのピント位置を遠くから徐々に近くに向けて動かしていくと、「あっ!これが玉ボケかぁ」って解ります

 

5. 被写体をより手前に! 背景は遠ざける! がポイント

被写体を置く場合は、出来るだけピントを合わす対象物を近づけ、さらに被写体と背景を遠ざけると大きく玉ボケを創れます。

Hishatai-2

Hishatai-1

 

また玉ボケ(丸ボケ)のみを撮る場合は、点光源の背景にピントを最短付近に持ってくると大きく玉ボケを創ることができます。

玉ボケが発生するのは、点光源がカメラの被写界深度(ピントがおおよそ合っている範囲)から大きく外れたときです。『被写体を近くに、点光源の背景を遠ざける!』

玉ボケ(丸ボケ)=点光源のある背景のピンボケ と考えるとわかりやすいですね。

 

6. コントラストの強い背景を選ぶ!

KUN_7669逆光時の藪の中に光る木漏れ日や、夜空にイルミネーションなど、『背景が暗い場所に光』という明暗差の大きい(コントラストの大きい)シチュエーションほどハッキリとした玉ボケ(丸ボケ)が創れます。

左画像は、池に写る陽の光の風景をピントが最短付近にした画像が右側の写真

 

では! いろいろな作例でイメージを掴んでみよう!!

レンジャー前田が撮った作例です。

DSC_8723 DSC04699
焦点距離 200mm : F値 4 焦点距離 55mmマクロレンズ : F値 4
 カブトムシの写真:遠くの木漏れ日  川トンボの写真: 小川のせせらぎのきらめき
DSC05365 DSC06052-1
焦点距離 50mm : F値 2.8 焦点距離 55mmマクロレンズ : F値 3.2
 グラスの写真 : イルミネーションを背景に  タンポポの写真 : 林の木漏れ日を背景に
KUN_2708 KUN_4734
 焦点距離 50mm : F値 3.2  焦点距離 55mmマクロレンズ : F値 4
 コーヒーカップ : 海に光るきらめきを背景に  紫陽花の写真 : 木漏れ日や他の紫陽花のボケ
MKS_0371 SMK_0441
 焦点距離150mmマクロレンズ : F値 5.6  焦点距離 150mmマクロレンズ : F値 3.2
 蝶の写真 : 葉や花の隙間に溢れるきらめき  シダの写真 : 清流に輝くきらめきを背景に
SMK_4217 写真 2014-06-29 17 57 17
 焦点距離 300mm : F値 8  焦点距離 135mm : F値 3.5
 水たまりに写る桜 : この写真のみ手前の花びらのきらめきで前ボケの玉ボケ! 絞れば花びらをイメージさす小さな玉ボケに  アガパンサスの写真 : 木漏れ日を使い、まるで打ち上げ花火のイメージで!

 

Matome2

F値をコントロールするので撮影モードは絞り優先オート A(Av)で撮ります。

このとき、絞りを解放付近にするため、光源が明るい場合では露出オーバーになることがあるので、シャッタースピードが点滅しているなど注意し、適時ISOを低感度にするなど対応してください。

フォーカスは、オートで撮るのもいいですが、マニュアルフォーカスにして点光源にレンズを向け、レンズのピント位置を遠くから徐々に近くに向けて動かしていき、確認すると「あっ!これが玉ボケかぁ」って解ります

 

次回は、第13章

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様々なシーンや場所に!Studio Model K’sの出張撮影

531456_279534202126125_1801010893_n建築写真や、屋内・屋外ロケはもちろんのこと、商品が搬入しづらい場合、また、まとまった人物撮影や会社案内、学校案内でも撮影機材を持ち込み撮影しています。

STUDIO MODEL K’sでは、様々なシーンで、海外、国内に出張撮影いたしております。

 

遠近や、撮影ジャンルに関わらす、お気軽にお問い合わせください。

様々なシーンでの出張撮影風景例をご覧ください​

撮影風景 撮影画像サンプル

美容室に出張しての成人式撮影など 

式当日、着付けと髪セットした後、次々に撮影します。 

1598860_590025507743658_65401926_o 芝野-−3

演劇舞台の上などでの役者さんの撮影例 

幅広く役者さんや、モデルさんの撮影も実績があります。

舞台オフの間に役者(大川良太郎)さんのポスター撮り撮影の風景

DSC01213 o0520034611300495027

演劇や、バレーのショー,講演会や音楽会等の舞台などで客席側から撮影例

舞台での役者(里見たかし)さんの写真集用撮影

304259_162553580490855_6639079_n 役者

モデルや役者、また一般の人でも、屋外ロケも得意分野です  

春駒座 津川 頼丁座長の写真集用のロケ撮影 

!cid_2774CD1D-F230-4922-A89D-F463E08FF5D3 Ranger130603 (41)

もちろん企業に出向いての撮影も、機材を持ち込んで撮影します。

某大手化粧品メーカーに出向いてのモデル撮影

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イタリアンレストランなどイベントでも出張撮影を多くしております

撮影希望者の人数が集まるほど、一人一人の負担も小さくなります。

431452_262642990481913_2135038688_n RangerPhoto (33)

  イベントでの撮影会風景の例  

この日はバレンタインフェスタでの撮影会

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企業や学校、幼稚園への出張撮影の例 

企業案内、学校案内のカタログ撮影から、広告デザインから印刷までトータルにできます

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建築撮影  

建築写真といえば出張ですね。 某老人ホームの竣工写真

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某メーカーに撮影機材を設営しての商品撮影 

撮影点数が多い場合は、撮影に出向きます。

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 寺院においての仏像撮影例  

写真は普賢菩薩像

316770_185817111497835_1574851497_n 普賢菩薩

他府県に出張し、レンタルスタジオでの撮影例 

クライアントの関係者が立ち会いやすい場所で撮影

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企業の広告写真撮影例 

社内風景や社屋の建築写真、ロケ撮影から、カタログデザインまでもお任せください。

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青果卸商社に出張しての撮影例

  レストラン、ケーキ屋など食品撮影もお任せ!

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老人ホームに出向いて遺影撮影  

ホームなど人数がまとまれば基本出張料などの一人当たりの負担も少なくなります。

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もちろん、これらの撮影ジャンルや撮影場所は、ほんの一例です。

皆様のお問い合わせ、見積もり依頼をお待ちしております

Ranger フォーム

レンジャー前田の写真講座 第11章【マクロ写真】

11章マクロな世界を切り撮る!
いろんな手法でマクロ写真を撮ろう!

 

MKS_4143花を撮るときなど、カメラを持てば誰もが一度は撮ってみたいと思うマクロ写真。

コンパクトデジタルカメラにはマクロモードなどが付いていたり、入門用などのデジタル一眼レフにもマクロモードがあります。
しかし一眼レフやミラーレスなどで本格的にマクロ撮影をするには、マクロレンズ(Nikonではマイクロレンズと呼称)で撮るのが一般的。
本章では、デジタル一眼レフやミラーレスなどマクロレンズでの撮り方をはじめ、高価なマクロレンズを購入しなくても本格的なマクロ撮影が出来る方法もご紹介します。

 

・・まず、本章ではコンデジなど、マクロモードについては、以下の説明程度にします・・
コンパクトデジタルカメラのマクロモードとは!?

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マクロ表記

近接でも焦点が合い、大きな倍率で撮れる一眼レフカメラのマクロレンズとは違い、コンデジのマクロモードは接写してピントが合う設定です。
被写体との距離が近すぎて焦点が合わない場合、マクロモードにすることで接写撮影が可能になるのですが…逆にその設定のままだと風景などを撮るときにピントが合わないので要注意!! 撮った後は必ず戻すコト 
入門用デジタル一眼レフカメラなどについているマクロモードとは!?
一部のデジタル一眼レフにもマクロモード(クローズアップモード)というのがありまが、付けているレンズがマクロなるというコトでは無く、マクロに適した設定、カラーモードになる程度で、接写が出来るとか、マクロレンズのように大きく写せるわけではありません。
第11章では、マクロレンズや、以下の方法でのマクロ撮影を解説します    
標準レンズ50mmでの例 マクロフィルター No1. マクロフィルター No3. マクロレンズ 50mm リバースアダプター
KUN_7604 KUN_7605 KUN_7608 KUN_7611 KUN_7623

① マクロレンズ(Nikonではマイクロレンズと呼称)   ¥50,000~¥150,000程度

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マクロレンズは、普通のレンズと大きく違うのは“撮影倍率”“最短撮影距離”が出来るレンズです

一眼レフカメラ用やミラーレスカメラ用など,各社様々な焦点距離のレンズがあります。

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“撮影倍率(投影倍率)”とは

「最短距離で撮った被写体が、どれだけ大きく写るか?」ということを「数字(倍率)」で表したものです。
一般レンズでは「0.18倍」や「0.25倍」などの値が、マクロレンズでは「0.5倍」とか「0.75倍」で、被写体が写る大きさが1(等倍)や1/1.33倍になります。
倍率の表記は、数字が上がるにつれ被写体を大きく写すことができるのです。
ちなみに、0.25倍はセンサーに写る大きさは25%ほどの大きさに写り、1倍では、等倍 近づいて見た通りの大きさに写るというコトです。

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“最短撮影距離”とは

レンズを通して撮像素子(イメージセンサー)から被写体にピントが最短で合う距離を指します。
マクロレンズはこれが短いのが特徴ですが、標準マクロレンズよりは望遠マクロレンズの方が最短撮影距離は長くなります。
マクロレンズは普通のレンズより被写体により寄れて、しかも撮影倍率が大きいので、花など拡大して撮れるのです。

マクロレンズにも焦点距離ごとに50mm、70mm、90mm、105mm、150mm、180mmなどがありますが、倍率が同じ場合、写せる大きさは同じです。
しかし、被写界深度の深い50mmなどの広角と被写界深度の浅い150mmなどの望遠レンズでは、マクロではさらに浅くなるので背景を単なる色として捉えるには望遠マクロレンズが適していて、50mmなど標準系では近接の被写体と背景をシーンとして捉えるという違いがあります。

MKS_4088

 ここがポイント! 
標準レンズに比べAF(オートフォーカス)でピントが合いにくいので、マニュアルでピントを合わせるのがおすすめです。

<< ?各社マクロレンズ比較にリンクしました。>>


 

② マクロフィルター(クローズアップレンズ) ¥2,000~¥8,000程度

filter

手持ちのレンズの前面にねじ込むだけで簡単にマクロ写真が撮れるのがマクロフィルター(クローズアップレンズ)

利点は,比較的安価で、何と言っても手軽に持ち運べるコト!
手持ちのレンズの最短撮影距離を、フィルターを付けるだけでさらに被写体に近づいて接写撮影を楽しむことができます。
他のフィルターと違い透明な凸レンズのマクロフィルターは露出倍数が変わらず、シャッタースピードが変わらないのもメリット。
マクロフィルターにはNO.1からNO.10まであり、NO数値が大きいほど倍率が高くなります。
しかし、すべての品番を買う必要も無く、まずは比較的使い易いNO.2辺りがおすすめで、他もNO.3などを購入すれば 2枚合わせて倍率をさらに上げるコトもできます。(広角レンズなどは二枚重ねの場合ケラレ※が生じることがあります)

※ケラレ・・・フィルター枠が画面の四隅に写り込んで四隅が黒ずんてしまうこと

フィルターNoにより倍率が違います。
種類 各フィルターの焦点距離 像倍率(約) マクロフィルター使用イメージ
NO.1 (約) 100cm 1/20-1/6.5 SMK_4124-1
NO.2 (約) 50cm 1/10-1/5 SMK_4124-3
NO.3 (約) 30cm 1/6.7-1/4 SMK_4124-4
NO.4 (約) 25cm 1/5-1/3 SMK_4124-4
NO.10  (約) 10cm 1/2-1/1.6 SMK_4124-5

 ここがポイント! 
ピントの合う距離が近接の短い範囲だけで、被写界深度が極端に浅くなるのが欠点のマクロフィルター
レンズはMF(マニュアルフォーカス)の状態で、被写体にぐっと近づき、ゆっくり遠ざけて行き、ピントの合う場所を見つけるのが、ピント合わせの早道です。
またレンズが各種あるときは、大きめの物を購入し、ステップダウンリングで対応出来ます。

<< マクロフィルターのリンクです! >>


 

③ リバースアダプター ¥1,500~¥2,000円前後

費用対効果が大で,扱いにくいが一番拡大効果も出る方法です!

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レンズを逆向きにカメラ本体に取り付け、等倍以上の高倍率接写を簡単に行なう接写法です!

リバースアダプターはレンズ前のフィルター部分にカメラマウントの付いたリバースアダプター(リバースリング)をねじ込む事により、カメラマウントに取り付けるコトが出来ます。

また、もう片方のレンズの後ろ、マウントに取り付ける部分にも枠を取り付ける事が出来、フィルターネジ(オス径)が切ってあるので、レンズ保護フィルターを取り付ける事が出来ます。
標準系ズームレンズでは焦点距離を変えると、数10cm~数cmの距離で、等倍~2倍の拡大撮影が可能となります。

reverse2のコピー
●レンズの電気接点が無効になるのでマニュアル露出での使用となります。
●同じくピント合わせもマニュアルフォーカスのみとなります。
●レンズ枠が52mm推奨で、その他のレンズの場合ステップアップ等の組合せで各種の撮影レンズに取付可能。
●広角レンズほど拡大効果が高いので、望遠系のレンズは不向きです。
●鏡筒の太いレンズは、マウント部に当たる場合があるので、おすすめ出来ません。
●カメラ側で絞り調整が出来ないので絞り環のあるオールドタイプのレンズがおすすめで

MKS_4019-3 MKS_4019-4
倍率1倍 倍率2倍

 ここがポイント! 
レンズがない輪の状態の接写リングは、比較的安価で買えるので費用対効果抜群!
そして、拡大効果もマクロレンズ以上で等倍から二倍にまで写せるので、簡単に試せますね。
しかし、レンズを逆さまにするので電気接点が使えず、マニュアルフォーカス、マニュアル露出となります。
マクロフィルターと同様に、被写体にまずグッと近づけて、徐々に遠ざけて行きピントを合わすようにします。

<<< ?のリンクは、各社のリバースアダプターです。ご参考に! >>>


 

④ 中間リング(接写リング又はエクステンション・チューブ) ¥1,000 ~¥8,000 程

カメラ本体とレンズとの間に装着して、レンズ単体の最短撮影距離の状態からレンズの光学系をさらに繰り出した状態にすることで最短撮影距離を縮めるコトができる。リング

接写リングが長いければ長いほど、より被写体に接近して撮影することができ、リングを組み合わせて長くして使用することもできるものです。

 

中間ring2

この普通のレンズの撮影倍率を変化させ接写できるようにする仕組みには、他にも
“ベローズ”というものがあり、カメラボディーとレンズの間に装着して、ジャバラの繰り出しによって無段階に倍率を変化させるものがありますが、¥10,000~数十万と高価になり、持ち運びにも適していないので、一般では、特に費用対効果がないかもしれません。

<<< ?のリンクは、各社の中間リング(エクステンションチューブ)です >>>


 

Matome2マクロレンズは、マクロ撮影だけで無く風景やスナップにも使え、比較的F値の明るいレンズが揃っているので,一本は持っていたいもんですね!

マクロフィルターは、薄いので持ち運びにも便利で、露出計数も変わらないので便利です。

下に再度、すべて同じ焦点距離での撮り比べの表を載せますが,費用対効果がダントツなのは,リバースアダプター!
しかし、AFやAEが使えないのが欠点です。

撮影手法 絞り値 &
撮影距離

卓上の小さなサボテンの撮り比べ
した画像の腕時計は大きさ比較

普通のレンズ 50mmの場合

JAA015DA_01

F4

最短撮影距離
( 約46cm )

KUN_7604

普通のレンズ 50mmに

マクロフィルター No1

filter

F4

最短撮影距離
(約39cm )

KUN_7605

普通のレンズ 50mmに

マクロフィルター No2

filter

F4

最短撮影距離
(約30cm )

KUN_7606

普通のレンズ 50mmに

マクロフィルター No3

filter

F4

最短撮影距離
(約28cm )

KUN_7608

マクロレンズ 50mm

003

F4

最短撮影距離
( 約25cm )

KUN_7611

リバースアダプター
普通のレンズ 50mmに装着

FPW00202_01

 

 F11

最短撮影距離
( 約19cm )

KUN_7623

リバースアダプター
普通のレンズ 24mmに装着

リバースアダプターは、
広角レンズほど,
拡大高価が出るのが分かります

 

 F11

最短撮影距離
( 約12cm )

KUN_7628

次回は、第12章

理屈を理解すれば超簡単!!
キラキラの玉ボケ(丸ボケ)を撮ってみる!

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スクリーンショット 2015-09-29 14.39.52

aboutme_01

 

レンジャー前田の写真講座 第10章【夜景・星空・花火の撮り方】

10章夜景や星空、花火の撮り方!
露出を理解すれば、夜景も思い通りに!

 

051215 (5)前章では、カメラの“きほん”『露出!』について、説明しました。
最近のカメラには『夜景モード』『手持ち夜景モード』などが付いていたりして、気軽に夜景が撮れる!と錯覚しがちです。
しかし、それはただISO感度をあげるだけ絞りを開けて少しでもシャッタースピードを早くするものや、フラッシュ禁止にするだけとか、一回のシャッターで数枚撮ってカメラ内で合成することによって画像荒れを分かりにくくする工夫がされているんですね。
当講座では、「ISOもホワイトバランスも露出だって、カメラ任せにしないでイメージ通りに撮ろう!」が目的です!。
それでは!それぞれのシーンでの夜景の撮り方に付いて解説していきます。

 

※.夜景講座の前に、< 第3章 >手ぶれ< 第7章 > ISO感度< 第9章 >露出をおさらいしていただくと、より理解しやすくなります。

まずは、普通に街の夜景など、風景を撮ってみましょう。

まずは、街の夜景など、風景を撮ってみましょう。
必須アイテムとして、三脚は必要です。前章で解説しましたが、光の情報が少なくなると当然、シャッタースピードが遅くなる。三脚
第7章でも説明しましたが、ISOをあげればシャッタースピードは早くなりますが、特に夜景の場合、暗い部分の画像荒れが目立ちます。

しかし!三脚が無い場合でも、普段三脚を持ち歩いていない時でも大丈夫!
三脚の代わりに平らな地面やベンチなどにカメラを置いて動かないようにするとか、
壁や樹などにカメラの側面を押さえつけて撮るだけでも、相当ブレは収まります。

そして、必須アイテムの二つ目、『シャッターレリーズ
カメラのシャッターを押した時のわずかな力でも、カメラがぶれるので、スローシャッターになる夜景撮影には必要です。
しかし、これも無ければ、わざわざ買う必要もありません。
私も普段のスナップなどでは、いちいち持ち歩かないので、そんな時はセルフタイマーを3秒とか、手持ちのカメラで設定するだけ! 
そうすればシャッターぶれをすることなく3秒後に自然にシャッターが切れるのを利用するのも手!です。

設定モードは、絞り優先かマニュアルモードが基本!!
また、夜間の暗い場所ではオートフォーカスが効かないことがありますので、ライブビューでピントを確認するか、AFスイッチをOFFにして、目測で距離を掴みます。
ISOは200から400程度、絞りは、遠景までくっきり写したければ、F8程度で綺麗に撮れます。

 

では!
まず三脚を使わず,橋の欄干にカメラを置いて、レリーズの代わりにセルフタイマーで、比較的シャッタースピードを早めにして撮った作例です。

DSC_0495

<ISO400・シャッタースピード 1.3秒・絞りF4>

カメラを橋の欄干におくだけでも、感度は少し低めで、絞りも少し絞る程度なら、橋の欄干の上でも、手持ちで撮るのとは違い、充分に綺麗な風景が撮れます。
但し、1.3秒ぐらいだと、川面に映るビルの影を見てもわかるように、ほぼ波が止まった状態に映ります。

ここがコツ!!ーーーーー三脚が手元に無い場合で、カメラをどこかに置いたり、柱や壁にカメラの側面を押し付けて撮る場合は,ぶれにくくなりますが、1~2秒程度までにとどめる様にしましょう。

注) 大地の上の石など、全く動かないものだともっと低感度や絞りこんで、もっとシャッタースピードをゆっくりもいいのですが、橋や歩道橋は人や車が通るだけでも微量に動いていますので,画像の輪郭が甘くなり、あまりの長時間露光には向きません。

次に,しっかり三脚でカメラを固定して、少しゆっくりめのシャッタースピードで撮った場合

 

MKS_5316

<ISO200・シャッタースピード 30秒・絞りF14>

シャッタースピードを30秒にすれば、道路を走る車のライトやテールランプは線のように流れて映るし、絞りをF14ぐらいに絞れば,ライトは放射状に映ります。

ここがコツ!!ーーーーーデジタルカメラの利点の一つは,撮った後でモニターで見られること! なんども試して見て、最適なシャッタースピードを自分で掴みましょう。

30秒以上、もっとシャッタースピードをゆっくりして、肉眼では決して見ることの出来ない幻想的な写真を撮ってみる・・・『バルブ(BULB)撮影』

カメラには30秒まで!などシャッタースピード制限があって、もっと河の流れをもわーんとしてみたいとか、車の軌跡をもっと伸ばしたい、夜空の星が動いていく軌跡を撮りたいなど、30秒どころか数分、数時間の長時間露光をしたい時のために『バルブ』という機能があります。
バルブ撮影とはシャッターボタンを押している間だけシャッターが開く撮影のことで、シャッタースピードの設定は「B」や「BULB」などで表示されます。

  1. Mモード(マニュアルモード)・・・バルブの設定にはMモードが不可欠です。
  2. シャッタースピード・・・バルブ(BULB)撮影がおすすめです。または絞り優先。
  3. 三脚を使用する。・・・今度こそ三脚等でしっかり固定が必要になります。
  4. レリーズを使用する・・・シャッターを押したままにする機能のついたレリーズが必要。
  5. ノイズ対策をする・・・デジタルカメラは露光時間が長くなるほどノイズが発生しやすくなるので、カメラについているノイズキャンセル機能をOnにする。また、手ぶれ機能をOFFにすることをおすすめします。

では、長時間露光では、河の流れもどう映るか!? 道路の車のライトはどう流れるか!? 飛行場の飛行機が飛び立つ航跡 光跡は、どう映るのか!? 作例をご覧ください。

SMK_8020

<ISO200・シャッタースピード 80秒・絞りF16>

SMK_8027

<ISO200・シャッタースピード 70秒・絞りF16>

RAN_5309-1

<ISO200・シャッタースピード 40秒・絞りF9>

SMK_8114-7

<ISO200・シャッタースピード 120秒・絞りF11>

このように、河の流れは、シャッターの空いている80秒の間の流れをすべて写し取るから、もわぁ~んと幻想的に見え、車のテールライトは70秒間の間走っているすべてのライトが映し出され、また、飛行場を飛び立つ飛行機のライトと、主翼の横に点滅するライトが,ポツポツと点になって,映し出されます。また、海の波打際など、雲海の様な幻想的な写真が写せます。

このように人の肉眼では見れない世界が映し出されるのが長時間露光の醍醐味でいて、それが特別な写真というわけではなく,この法則を使えば誰でも撮れちゃうということです。

ここがコツ!!ーーーーーバルブ撮影は,シャッターを押している間だけ何分でも露光できますが、明るすぎたり暗すぎたりするので、露光時間を色々変えてみて、そのシーンにぴったりなシャッタースピードを見つけ出すことがポイントです。

次は,夜空の大輪、花火の撮り方! 
バルブ(BULB)撮影で花の様に打ち明け花火を撮る

こちらも、バルブ(BULB)で撮りますので、できるだけ三脚とシャッターを押したままに固定できるレリーズを用意しましょう。

しかし、レリーズがなくても花火はドン!!と打ち上がってから数秒~10数秒ほどですので、そんな時もマニュアルで10秒前後にして打ち上がると同時に3秒ぐらいのセルフタイマーで撮ることもできます。

・設定はマニュアルでバルブ(BULB)(おすすめ!)
・絞りはF8.0~(非常に明るい光源です。明るさに応じて調整してください)
・ISO感度は100~200(花火の花火の瞬光は強い光ですので、低感度で)
・ホワイトバランスは、晴天などが色が綺麗に出ておすすめです。

RAN_5330-2

<ISO100・シャッタースピード 10秒・絞りF14>

シャッターが開いている10秒間、花火が飛び散るまで写って菊の花の様に映るのが、花火のバルブ撮影のポイントです。

 

花火を手持ちで瞬間的に写した作例とも見比べて見ましょう。

110 (90-1)

天神祭、奉納花火の光景です。

常に揺れている船の上からの撮影ですので、三脚はもちろん使えず、シャッタースピードは手持ちに耐え得る1/100秒、ISO感度は1600、絞りはF5.3です。

見ての通り花火の臨場感は映りますが、花火が開いた瞬間だけが写り、上のバルブ(BULB)撮影のように,菊の花びらのような花火の軌跡は映りません。

また感度を高くしている分、光に対して敏感になるので、コントラストが強くなり、花火が炸裂する瞬間的な明るさの照度と、暗い夜空と組み合わせには、花火を感度を上げて撮るというのがおすすめできないコトの一つです。

 

ここがコツ!!ーーーーーバルブ(BULB)撮影時のポイントは、ド~ン!!と上がった瞬間シャッターを押し,開ききった後シャッターを切ります。
また、撮影ポイントを確定する上で風の方向にも注意が必要! 風下にいれば煙で靄ってしまいます。
花火の手持ち撮影での解説にも書きましたが、高感度にすると明るくなりすぎるため、三脚使用時には、ISO100~200程度で、絞りをある程度絞るコトがポイントです。

夜空に満天に輝く星空を撮ってみる!

基本というか、必要アイテムは、今まで説明した夜景や花火の撮影と同じです。
夜景や花火撮影と大きく違うポイントは、星は非常に弱い光で輝いているというコト。

  1. Mモード(マニュアルモード)・・・バルブの設定にはMモードが不可欠です。
  2. シャッタースピード・・・10~20秒 星の軌跡を流す時はバルブ(BULB)撮影が必要です
  3. 絞り・・・光が少ない夜空ではF2.8やF3.5など開放から一絞り程度に持って行きます。
  4. ISO感度・・・ISO1600前後に感度を高めます。
  5. 三脚を使用する。・・・三脚等でしっかり固定が必要になります。
  6. レリーズを使用する・・・レリーズまたはセルフタイマーが必要。
  7. ノイズ対策をする・・・デジタルカメラは露光時間が長くなるほどノイズが発生しやすくなるので、カメラについているノイズキャンセル機能をOnにする。また、手ぶれ機能をOFFにすることをおすすめします。

star-photo

<ISO1600・シャッタースピード 10秒・絞りF3.2>

ここがコツ!!ーーーーーこの写真は,日本の最南端 波照間島でのショットです。
星空撮影では、街のビルやネオンの明かりなど光が一番の大敵!できる限り山の上など市街地から離れた場所で撮るのが星を一つでも多く撮るポイント!
また、月の明かりでさえ星の数は半減します。しかし、わざと街並みや山,木々などのシルエットを一緒に入れ込むのも素敵な写真が出来ます。

また、数10分から数時間のバルブ撮影をすれば、北極星を軸に回る天体などを撮影するコトが出来ます。

スローシャッターを理解すれば、今度はいろいろな撮り方で遊んでみる!

夜間の撮影にはスローシャッターは付き物!

まずは楽しんでそれぞれのシーンでの設定になれるコトが一番です。

では!下の写真でヒントをつかんで,いろいろな撮影にチャレンジしてください。^^

 

RAN_1487

<ISO200・シャッタースピード 30秒・絞りF14>

上の写真は、夜の高速道路 もちろん助手席からですが、ダッシュボードの上にカメラを置いて撮ってみました。

 

MKS_5950

<ISO200・シャッタースピード 20秒・絞りF11>

上の写真は『ズーミング』という技法。ズームレンズで、スローシャッター(この場合は20秒間)の間だけレンズをズームすれば,ズームした分だけ迫力のある写真が撮れます。

この場合は、20秒の間に4段階、5秒ずつ順にズームをしたのでカクカクした写真が撮れました。

 

SMK_7432

<ISO200・シャッタースピード 30秒 X 4回・絞りF8>

『多重露光』

滑走路から離陸する飛行機の航跡、光跡ですが、4機分の軌跡を撮り、カメラ無い合成をしたもの。

 

Matome2

シャッタースピードが遅くてもカメラを三脚などに固定して出来るだけISO感度を低くして綺麗に撮る夜景や花火!

三脚などなくても,平な場所にカメラを置いたり壁や柱にカメラの側面を抑えつけるなどして数秒以内までのシャッタースピードになるように露出調整する夜景スナップ

明かりが非常に少ない星空を,絞り開放付近、ISO感度を出来るだけ上げて撮る星空撮影

いろいろな夜間撮影に挑戦して、長時間露光(スローシャッター)の感覚が身についたら,どんな撮影にも応用出来ます。

次回は、第11章 マクロな世界を切り撮る!
いろんな手法でマクロ写真を撮ろう!

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